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戸籍謄本と戸籍抄本の違い


 パスポート申請をはじめ、公的手続きをする際、戸籍謄本や戸籍抄本の提出を求められます。ところで、謄本と抄本の違いって知っていますか?必要となったときに戸惑わないためにも、両者の大きな相違点だけは抑えておきたいものです。




戸籍謄本と戸籍抄本の違い


 パスポートを申請するときには、戸籍謄本または戸籍抄本の提出が必要です。

 また、本籍地以外の役所へ婚姻届を提出する場合にも、必要となります。

 他にも、遺産相続や、選挙の立候補の時にも求められます。



 提出書類が明確に、両者のどちらかであるのか提示されているときは、意識する必要がないのですが、

 パスポート申請のように、「戸籍謄本または戸籍抄本」となると、どちらを提出したらいいのか、

 悩むものです。

 結論から言いますと、この場合には、どちらでも構わないです。

 とはいうものの、両者の大まかな違いだけは知っておいて損はしません。



 戸籍謄本とは、戸籍全部の写しです。

           つまり、家族全員の戸籍が記載されたものです。


 戸籍抄本とは、戸籍謄本から必要な方の分だけを抜き出したものです。

           つまり、一人だけの戸籍が記載されたものです。



 日本は戸籍制度をとり、戸籍法により厳密に定義されていますが、

 両者の違いは、素人としては上記の理解で十分だと思います。




 また、戸籍謄本と戸籍抄本は、本籍のある役所(市役所、区役所など)でとることができ、

 たいていの場合、両者の請求手数料は同額(一般的に450円)です。

 また請求には、身分証明書や印鑑(印鑑不要の場合もあり)が必要です。

 本人や同戸籍内の家族以外の人が請求するには、委任状が必要です。



 もう少し深くいうと、

 戸籍謄本は全部事項証明書といわれ、戸籍抄本は個人事項証明書ともいわれることもあります。

 また、戸籍自体は、氏を同じくする夫婦とその子によって編成され、婚姻後は父母の戸籍から離れて、

 新たな夫婦で戸籍を編成するというのが戸籍法での扱いです。

 離婚するとバツ印がついて謄本には記載されますので、ややこしいことを表に出したくない場合には、

 バツ印が記載されていない戸籍抄本を請求するのがいいでしょう。

 ちなみに、戸籍抄本には、本籍、戸主、両親、氏名、続柄、生年月日、没年月日、

 届出人、妻子の名、養子相続婚姻事項などが記載されています。





 紹介した項目は一例ですので、各人に必要な実際の手続きは、公的機関で確認をとってください。

 くれぐれも自己責任でお願いします。




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